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サッカー、読書等等

サッカー、読書等等

荒川 恵理子

荒川恵理子(あらかわ・えりこ)1979年10月30日、東京・練馬区生まれ。24歳。
5歳からサッカーを始め、豊玉中から日テレ・ベレーザの下部組織、メニーナに入団。その後ベレーザに進み、2000年6月代表デビューした。以来21試合8得点。FW。家族は父・富蔵さん(65)、母・栄子さん(64)と兄2人で、実家はラーメン店「元祖札幌や」を経営。166センチ、55キロ。

「がんちゃん」の愛称は「元祖」からつけられた。
スタンドには両親の姿もあった。「アテネで1点取って、思いがやっとかなったんじゃないでしょうか」と母・栄子さん(64)。2年前、祖母が亡くなる直前、まくら元で「オリンピックに出て活躍するからみていてね」と誓った。日本に先制点を与えただけではなく、天国の祖母との約束も果たすゴールになった。
 荒川の大舞台での強さは証明済みだ。五輪切符のかかった4月のアジア予選準決勝・北朝鮮戦でも先制弾を決めていた。高いキープ力と男子をほうふつとさせるリズムに乗ったドリブル。幼少のころ、男になりたくて「デパートに行って、ちんちん買ってくる!」と叫んだこともある。もっと早くに名を上げてもおかしくなかったが、度重なる大ケガに泣かされた。

 01年に脱臼グセのあった左肩を手術。同12月に復帰も、1カ月後の全日本女子選手権の伊賀戦で、現在の日本の守護神・山郷と接触し、右スネを開放骨折し、切断の可能性を宣告された。山郷が号泣して見舞った際も「人生、これもあり」と笑って受け止めた。右足のかかとにあけた穴にワイヤを通され、右足をつるし、手術を待った。「心肺機能を落とさないため、ベッドで息を止める練習をしていました」という天然キャラが、爆発した。


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